してきなにっき

私的でたまに詩的です。素敵になりたいです。

笛の音と言葉の力

気付くと朝が来ていた。

 

昨日仕事から帰ってきて、

泥のように眠ってしまったみたいで、

いつ寝たのかすらあまり覚えていない。

 

目を覚ますともう周りは明るくて、

朝を知らせる笛の音が、

近くのバス発車地点から聞こえる。

まずい。遅刻の合図だ。

また遅刻なのか。

 

急いで携帯を見て、

まだ6時半だということを

確かに確認して安堵する。

毎日この時間に起きれればいいのだけど。

 

LINEが来ていた。返信出来てなかったな。

内容をみてほっこりする。

友達が、僕のこの前のブログを、

会社の昼休みに読んでくれて、

そのまま泣いてしまったみたいだ。

 

僕の言葉が、

人の心を動かしているという事実に

驚くと同じに安心した。

 

その友達はきっと感受性が強くて、

前の鋭めの他の投稿をみて、

怒ってしまったこともある。

もちろんそういうつもりで

書いたわけじゃないんだけどね。

 

でもまだやれるはずだ。

 

あのバスを動かす笛の音みたいに、

誰かの心を動かせたら、

幸せな朝を告げられたなら。

僕も幸せな朝を感じられるのだろう。